「稼げる仕事」や「テレワーク」、「デスクワーク」などに関心のある人が、転職先として一度は考える「IT業界」。
中でも企業からのヒアリングをもとにシステムを作り上げるシステムエンジニアは手に職をつけることができるので人気の仕事です。
しかし、「IT業界用語がわからない…」といった初心者にとって、システムエンジニアの仕事は手探り。そんな状態で転職は可能なのか不安ですよね。
大丈夫です!IT業界は人手不足もあり、きちんと手順を踏めば未経験者でもシステムエンジニアに転職は可能です。
未経験者の転職は、独学でもできますが分かりにくくて時間がかかってしまいがちなので、転職エージェントを利用することがオススメです。
ウズウズカレッジでは現役エンジニアが多数講師として在籍しており、受講生1人1人に担任講師としてアドバイスしてくれます。
勉強だけではなく、業界の働き方も生の声を聞けるチャンスです!
システムエンジニアの適性もあるため、まずは無料の適性診断を受けて自分に合った仕事を見つけてみましょう。
この記事の結論
・未経験でもシステムエンジニアへの転職は可能
→未経験向けの転職エージェントはウズウズカレッジ
・システムエンジニアへの転職には資格取得が有利
・自身がシステムエンジニアの適性があるか詳しく知るためには適性診断の活用がおすすめ
この記事を読んで欲しい人
・システムエンジニアへの転職を考えている人
・システムエンジニアに求められる適性やスキルを知りたい人
・システムエンジニアへの転職に有利な資格が知りたい人
システムエンジニアとは?
システムエンジニアとは、ソフトウェアの設計・開発を行う仕事です。
プログラマーと一括りにされることが多い仕事ですが、プログラマーは設計をもとにプログラミングを行いますが、システムエンジニアはその基になる設計を行います。
建築でいうとシステムエンジニアは設計者、プログラマーは大工というわけですね。
システムエンジニアの年収はスキルや経験、勤める業界によって異なりますがおよそ450万〜550万です。
キャリアを積んでITコンサルタントにステップアップすることにより、昇給も可能です。
また、クライアントの要望に合わせて新しいシステムを自分で作ることができるのでやりがいのある仕事です。
システムエンジニアの仕事内容
システムエンジニアの仕事は、顧客のヒアリングを通じて求められた内容に最適な仕様のシステム開発を行うことです。
要件分析・要件定義
要件分析では顧客にヒアリングを行い、顧客がどんな問題を抱えているか分析します。
要件定義では、顧客が抱えた問題に対し、どんなことができるシステムを作るかという計画を立てます。
誰に向けたサービスなのか、どれくらいの人が使うシステムか、使用する言語やOSなどの情報により、作るシステムが変わります。
基本設計・詳細設計
基本設計は要件定義を決めた後に行います。
要件定義で決めた内容を実現するために、システムに実装する機能を明確にします。
顧客向けに行われる設計で、利用する人から見たときにどのような動きや見た目になるか決めるため「外部設計」とも呼ばれます。
詳細設計は基本設計の後に行うものです。
基本設計書をもとに、プログラミングを行うエンジニアに向け「機能をどのように実装するか」という設計を行います。
詳細設計を見ただけでエンジニアがプログラムできるようにするため、非常に細かい部分まで設計します。
顧客や利用する人から見えない部分の設計を行うため「内部設計」とも呼ばれます。
プログラミング・テスト
プログラミングを行い実際に稼働するものにしていきます。
完成したシステムをテストして、計画通りに稼働するかを確認します。
マネジメント
今までの工程をまとめてプロジェクトと呼び、プロジェクトの進捗管理・メンバーに仕事を割り当て・メンバーのサポートも大事な仕事です。
システムエンジニアに求められるスキル
システムエンジニアはプログラムするために必要な知識や技術だけでなく、コミュニケーション能力、課題解決能力も求められます。
知識・技術力
システムエンジニアにとって知識や技術力は、顧客にシステムの提案や説明をする際、設計を行うためには欠かせません。
IT技術に高い関心を持ち、学び続ける必要があります。
コミニュケーション能力
システム開発の仕事はチームで行うため、チームのメンバーとコミュニケーションをとりながら進めなければなりません。
また、要求分析や要件定義では、顧客が何をしたいか要望を聞いたり、システムの仕様を説明するためにコミュニケーション能力が必要です。
意外な気もしますが、コミュニケーション能力が高い人はシステムエンジニアに向いているといえるでしょう。
マネジメント力
システム開発はかなり急いだスケジュールで行われることがあります。
そんな時、業務が止まらないようスケジュール管理を行なったり、特定のメンバーだけ業務量が多いといったことを防ぐマネジメント力も必要です。
また、プロジェクトマネージャーとして先頭に立って開発することもあります。
このような場面にマネジメント力が必要になります。
システムエンジニアに向いている人の特徴
顧客への要望聞き取りから設計やテストまで幅広い業務を担当するシステムエンジニアの仕事は、どのような性格やスキルを持つ人に向いているのか気になる方もいるのではないでしょうか。
システムエンジニアに向いている人の特徴を紹介します。
論理的思考ができる人
システムエンジニアの仕事では、物事を論理的に考える力が欠かせません。
システムの仕様を決める際は「どうしてこの機能をつけるのか?」「なぜこのような設計にするのか?」と、一つ一つの作業の根拠を明確にしながら検討しなければなりません。
顧客に説明する際も、システムの必要性を筋道立てて説明する必要があります。
物事をなんとなく直感で決めるのではなく、論理的に結論を導き出す人が向いているでしょう。
物事に冷静に対処できる人
システムエンジニアが働く職場では、サーバーのダウンやシステムの誤作動といったトラブルが突発的に生じることもあります。
突発的なトラブルに適切な対処を行い、迅速な復旧をするためにも冷静に対処できる人が向いています。
探究心がある人
システムエンジニアには、IT技術の知識は必要不可欠です。
IT技術に高い関心を持ち、進んで学習できる人がシステムエンジニアに向いています。
また、IT技術は日進月歩で進化しているため、絶えず勉強を続ける姿勢が大切です。
システムエンジニアのキャリアは、最初はプログラミングやテストの担当から始まり、経験を積むことでより高度なスキルの必要な要求分析や要件定義もできるようになります。
新しい業務で必要な知識やスキルも、その都度身につける必要があります。
メンタルが強く体力がある人
一般的に、システムエンジニアの仕事は業務量が多くなります。
短い期間で作業を完了しなければならないことも多く、納期間際やトラブル対応時など、状況によっては激務になるかもしれません。
そのためシステムエンジニアは、ストレスに負けずに仕事を成し遂げる忍耐力や忙しさに耐えられる体力が必要といえます。
また、仕事のストレスを溜め込まないよう適度に気分転換をしたり体調管理に気をつけたり…と、日頃から心身の健康維持を心掛けることも大切です。
システムエンジニアに向いていない人の特徴
システムエンジニアの仕事に憧れていても、性格や体力によっては難しい場合もあります。
転職を考える際は、自分自身の性格や気質、理想とする働き方をよく考えて、適性があるかどうか判断するのが望ましいでしょう。
ここでは、システムエンジニアに向いていないと考えられる人の特徴を紹介します。
緻密な作業が苦手な人
システムの設計やプログラミング作業では、正確さが重要です。わずかなミスが重大なトラブルにつながる場合もあるため、細部まで丁寧に仕事をする几帳面さが求められます。大雑把で細かな点に注意が向かない人には難しい仕事といえるでしょう。
一方、トラブル対応のような不測の事態も多いため、マニュアル通りにいかないこともあります。状況によっては細部にこだわりすぎずに、臨機応変に進める柔軟さも必要です。
ルーティンワークが苦手な人
プログラミングやテストなど、システム開発は根気強く進める業務が多くあります。
これらの業務は、ルーティンワークが苦手な人には難しいかもしれません。
一例を挙げると、完成したシステムのテストでは様々な状況を想定してテストし、不具合が見つかれば修正するという作業を繰り返します。
こうした業務は、地道な作業の連続なのでルーティンワークが苦にならない人に向いているといえるでしょう。
システムエンジニアの適性があるか調べる
とはいえ、システムエンジニアは ITの知識がないと敷居が高いですよね。
サムライカレッジでは無料でカウンセリングを行なっています。
システムエンジニアの適性があるか2ステップで調べられるので、一度利用してみてください。
システムエンジニア適性診断
適性診断のサイトの特徴を説明
未経験からシステムエンジニアになる方法
未経験者がシステムエンジニアになるには、念入りな準備が必要です。
ここでは、未経験者がシステムエンジニアを目指すときにやっておきたい準備と転職の際のコツを詳しく紹介します。
システムエンジニア向けの資格取得
未経験での転職では実務経験や作品がないため、どんなスキルを持っているかアピールすることが難しくなります。そこで役立つのが資格です。
システムエンジニアに資格取得は必須ではない?
システムエンジニアになるにあたって、資格が必須とされるわけではありません。
しかし資格の中には、システムエンジニアへの転職に有利に働くものもあります。
また、資格を取るために勉強して身につけた知識はシステムエンジニアになった後も役立つため、取っておいて損はないでしょう。
システムエンジニア向けの資格を取得するメリットとは?
システムエンジニア向けの資格を取得すると、どのようなメリットがあるのでしょうか。
詳しく紹介します。
客観的なスキルの証明になる
未経験での転職では実務経験や作品がないため、ITスキルのレベルを客観的に証明することがとても難しくなります。
こんな時にスキルの証明になるのが資格です。
資格を所持していると、採用試験の際に優遇されることが多く、無資格者に比べ有利に転職できる可能性が高まります。
企業によっては報奨金や資格手当を受け取れる
転職先の企業によっては毎月の給料に上乗せされる「資格手当」制度などを導入していることがあります。
一度転職してみたい業界の企業の募集要項を確認してみると良いでしょう。
昇進・昇格に繋がる
資格取得は、仕事に熱心な姿勢を示すことができます。
そうした姿勢を上司や人事担当が見ていて、人事などの機会で昇進や昇格に繋がることも多いです。
また、企業によっては昇進や昇格の際に資格取得が必要なところもあります。
システムエンジニアにおすすめの資格
システムエンジニアになるにあたって、資格が必須とされるわけではありません。
しかし資格の中には、システムエンジニアへの転職に有利に働くものもあります。
システムエンジニアの資格は大きく分けて2種類
資格を取るために勉強して得た知識はシステムエンジニアになった後も役立つため、学習目標のひとつとしておすすめです。
システムエンジニアに関係する資格は、主に「国家資格」と「ベンダー資格」に分類されます。
国家資格
IT系資格の中で、最も多くのITエンジニアが取得しているといわれるのが独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が実施し、経済産業省が認定する国家試験の「情報処理技術者試験」です。
これは、高度IT人材となるために必要な基本的知識と技能を備え、実践的な能力を持つことを認定する目的で運営されています。
その中でもいくつか試験がありますが、代表的なものはITエンジニアの登竜門といわれる「基本情報技術者試験」と、ITエンジニアとしてさらなるレベルアップを図りたい方のための「応用情報技術者試験」があります。
メリットとしては、汎用性が高い点が挙げられます。
企業で「この資格を取っているならばこれぐらいの仕事ができるだろう」ということが広く知られています。
国家資格を取っていれば転職できる企業の幅が広がるでしょう。
デメリットとしては、仕事で開発の現場に入った時にOSによっては操作に慣れるまでに時間がかかってしまうかもしれません。
民間資格
IT業界においての民間資格とは、製品を製造・開発する企業が独自に認定している資格試験のことです。
代表的な民間資格を以下でいくつか紹介します。
Microsoft「マイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS)」
Oracle「ORACLE MASTER」
IBM「DB2グローバルマスター」
Cisco「Cisco技術者認定」
メリットとしては、システム開発の現場に入った時にすぐに活躍するためのスキルや知識をアピールできます。
民間資格を取っておけば、即戦力になれる事をアピールできるでしょう。
デメリットとしては、取得した資格のシステムが企業で使われていない場合、スキルや知識を発揮できない可能性があります。
初級者におすすめの資格
初級者向けの資格を紹介します。
資格勉強をすることで、システムエンジニアになるための基礎知識もつきます。
システムエンジニアになりたいけれど、何をしたらいいかわからない…という人も資格取得の勉強を通して自分のやりたいことや強みを見つけられます。
ITパスポート
ITパスポートは、経済産業大臣が実施する情報処理技術者試験の中で、ITを利用するすべての人を対象とした試験です。
IT化が進むビジネスの現場において、ITや経営全般にかかわる総合的な知識が必要とされています。
そのため、「誰もが共通に備えておくべきITの基礎知識」を測る客観的な評価としてITパスポートは誕生しました。
この試験はシステムエンジニア以外の人にもオススメできる資格です。
基本情報技術者
国家試験の情報処理技術者試験の中で、ITエンジニアとして基礎的なスキルや知識を持っていることを証明できるのが基本情報技術者試験です。
情報技術に関して全般的な知識があり、プログラムを設計から開発、単体テストまでのプロセスを担当する技術者のための資格です。
問題はシステム開発に関する技術面や管理面、戦略面の各分野やマネジメントも含めた、基礎から広く出題されます。
ITエンジニアにとって最も基礎的な資格といわれ、受験者数は年間10万人以上にものぼります。
未経験者がエンジニアとして転職しようとする際、IT業界へ入るための準備としておすすめの資格です。
試験は午前と午後の2回で、どちらも60点以上で合格となります。
情報セキュリティマネジメント試験
国家試験の情報処理技術者試験の中で、情報セキュリティに関する内容や目的の適切な理解を問われる試験です。
試験内容は、日を追うごとに巧妙化するサイバー攻撃の手口に対抗するための情報セキュリティマネジメントシステムに特化しています。
基本レベル区分の試験よりも範囲が狭いのですが、内容は高レベルです。
個人情報の取り扱いや情報管理に必要な知識を有していることを証明できます。
中級者におすすめの資格
既にシステムエンジニアとして働いている人が、昇進・昇格、昇給や転職する際に有利になる資格を紹介します。
応用情報技術者(AP)
国家試験の情報処理技術者試験の中で、初級編でオススメした基本情報技術者試験の合格者が次に目指すべき、上位資格として挙げられるのが応用情報技術者試験です。
ITテクノロジーを活用した経営戦略を練る際に、経営方針や外部環境を把握して情報を分析するなどの高い水準が求められます。
基本情報技術者試験の解答方式は選択式のみですが、こちらは記述式問題も含まれ、難易度が更に高まります。
ITの応用的知識やスキルを持ち、すでにエンジニアとして働いている人が対象です。
データベーススペシャリスト試験(DB)
データベースに関係する高度な技術を活用して、情報システムの企画から要件定義、開発、保守運用の技術支援が行えるスペシャリストであることを証明する国家試験です。
合格率は約14%と難易度が高いですが、システムエンジニアにとっては取得すると有利になるでしょう。
おすすめの民間資格
おすすめの民間資格を以下でいくつか紹介します。
Microsoft「マイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS)」
Oracle「ORACLE MASTER」
IBM「DB2グローバルマスター」
Cisco「Cisco技術者認定」
メリットとしては、システム開発の現場に入った時にすぐに活躍するためのスキルや知識をアピールできます。
民間資格を取っておけば、即戦力になれる事をアピールできるでしょう。
デメリットとしては、取得した資格のシステムが企業で使われていない場合、スキルや知識を発揮できない可能性があります。
資格の勉強方法
資格を取得するための勉強では、効率よく自分に合った方法で取り組みたいですよね。
資格取得の勉強方法について説明します。
独学
最近の書籍では、試験別に特化されたものも出ています。
スマホでも読める電子書籍版も多数あるので、生活の中のスキマ時間も無駄にせずに学ぶことができます。
教科書と問題集を兼ねたものが多く、それらを活用するのもよいでしょう。
ただし、1人でやると挫折してそれっきりになってしまう人も多いです。
講師などのサポートがあると続けやすいでしょう。
スクールで学ぶ
講習やセミナー、研修(集合研修)をリアルに受講するという選択肢もあります。
集合研修は、費用はそれなりにかかりますが、参加すればモチベーションも上がり学習効果はあるでしょう。
ただし、隙間時間を活用したり、短期間でがっつり学びたいという人には向いていない面もあります。
転職エージェントを活用する
転職エージェントでカウンセリングを受け、自分にあった方法で学ぶこともできます。
ウズウズカレッジでは教材が全て動画化され、演習もeラーニングで完結することから、受講生のライフスタイルに合わせたペースで学習が可能です。
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そのため、受講生の特徴や学習進度に合わせた個別指導が可能です。
質問対応も迅速です。
現役エンジニアも講師に多数所属しているので、学習だけではなく仕事内容や働き方まで教えてもらうことができます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
システムエンジニアに向いている人は、
・論理的思考ができる人
・物事に冷静に対処できる人
・探究心がある人
・メンタルが強く体力がある人
と、必ずしもIT知識が豊富な人だけではなく、未経験者でもなれる可能性があります。
ただし、未経験者の転職は、分かりにくくて時間がかかってしまいがちなので、転職エージェントなどプロのアドバイスを受けることがオススメです。
ウズウズカレッジでは現役エンジニアが多数講師として在籍しており、受講生1人1人に担任講師としてアドバイスしてくれます。
勉強だけではなく、業界の働き方も生の声を聞けるチャンスです!
システムエンジニアの適性もあるため、まずは無料の適性診断を受けて自分に合った仕事を見つけてみましょう。